について

こんにちは!Fujinoteです。渋谷の小さなオフィスでこの記事を書いていますが、周りにはたくさんのペンがあると思います。

私たちは小さな家族経営の会社で、日本の文房具にちょっとこだわっています。

「売っているんだから好きにならなきゃ」という感覚ではなく、「パイロットのペンの新製品が出ると本当にワクワクする」という感覚です。私たちのオフィスは、描きかけの漫画のスケッチ、日記帳の見開きページ、そしていつか整理しようと言い聞かせながら積み重なる文房具の山で、美しく散らかっています。

私たちの名前「フジノート」は、藤(紫色の花が垂れ下がる美しい植物)の漢字「藤」と、ノートの「ノート」に由来しています。

ここに至った経緯

きっかけは、どうしようもなかったんです。渋谷に住んでいると、素晴らしい文房具にしょっちゅう出くわすんです。ラーメン屋とヴィンテージショップの間にひっそりと佇む小さなお店や、今まで見たこともないほど美しい和紙テープを作る職人のポップアップストアなど。バッグいっぱいの文房具を買って帰り、全部試してみて、そのうち半分くらいは気に入ってしまうんです。

海外の友人たちから、何かを送ってほしいと頼まれ続けました。「ゼブラのペン、買ってきてくれる?」「ほぼ日の手帳、どこで売ってるか知ってる?」私たちの小さなオフィスは、徐々に非公式の配送センターへと変貌を遂げ、私たちはもはや自分たちだけのために買うのではなく、共有したいものをキュレーションしていることに気づきました。

あらゆるものを揃えようとしているわけではありません。そういう場所はたくさんあります。その代わりに、思わず立ち止まって「ああ、これはいいな」と思えるようなものに焦点を当てています。それは、書き心地が変わるほど滑らかな書き心地のペンだったり、汚したくなくなるほど上質な紙を使ったノートだったり。

私たちがこれをする本当の理由

日本の文房具文化は素晴らしいですが、それは日本に実際に足を運び、体験し、紙に触れ、ペンを試すことに深く結びついています。私たちは、そのギャップを何とか埋めたいと思っています。私たちからご注文いただくと、ただ商品をお届けするだけでなく、私たちが自らの創作活動の中で実際に試した、日々の日記やスケッチ、メモ書きを少しでも良くしてくれるものをお届けするのです。

私たちは最大の文房具店を目指しているわけではありません。ただ、たまたまペンのセンスが抜群の東京の友人から届いた小包のような、そんな気持ちになれるような店でありたいのです。

来てくれてありがとう。本当に、私たちにとってとても大きな意味があります。

藤野家